小スペース型 高精度3Dスキャナー 3D ボディスキャナー
Body Scanner
人物の横に縦型スキャン装置(2式)を設置し計測します。これらの装置は1台のPCで同時に操作でき、約1分間でスキャンが完了します。2式の使用は1式に比べて陰(取り残し)の部分が少なくなり、全体の精度が向上し、データの合成時間が削減されます。計測が極端に難しい部分(ワイシャツの襟首や股下など)では、センサーを手に持ちスキャン(手動による部分計測)が可能です。
人物全体のシステム構成は、縦型スキャン装置(2式)、回転テーブルとPCです。もし、上半身のみの計測であれば、縦型スキャン装置は1式となります。
これまで3Dボディスキャナーは、人体のまわりに背丈ほどのスキャナーを複数台床に配置してスキャンするものでした。そのため設置に時間がかかり、撮影には広いエリアが必要でした。回転テーブル型3Dボディスキャナーは設置面積が少なくて済み、組み立て・設置の作業が不要です。操作は簡単ですべて自動で行われます。スキャンと同時に3Dモデルが作成されます。
簡単な操作で、計測時間は30~60秒程度
PCの立ち上げ後に計測スピードなどの設定を行い、スキャンを開始します。回転テーブルに乗った人が回転すると同時に、横に設置したスキャン装置のセンサーが上下移動しながら計測します。計測時間は30秒程度ですが、データの欠損が無いように往復(1分)でスキャンします。
髪の毛もスキャンできる
従来の高精度スキャナーでは、髪の毛をスキャニングできませんでした。これは髪の毛自体が細いこと、またスキャナーが髪の毛1本ごとにモデルを作成しようと試みるためです。これに対して3Dボディスキャナーは、髪の毛全体をひとつの塊りとして捉えモデルを作成します。
応用分野:
以下は、3Dボディスキャナーが実際に利用されている分野です。
衣料品やマネキンの製造、スポーツ工学、CG、整形外科、人体模型の3Dプリント、福祉工学、植物学、動物学
スキャンデータをダウンロードできます。
3Dボディスキャナーの計測風景
計測中の画面: 2つのモデルが同時に作成される
システム構成 | |
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・縦型スキャン装置(センサー)x2式、計測用ソフトx1式、 回転テーブルx1式、PCx1式 |
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センサー | |
カラー・フレームレート | 30 FPS |
視野角 | 58x45° |
計測距離 | 400~1500 mm |
縦型スキャン装置 | |
上下移動距離 | 最大940 mm |
計測スピード | 可変 |
計測時間 | 約30秒 |
リモコン操作 | 可能 |
出力フォーマット | OBJ, STL, VRML |
寸法 | 420 x 300 x 1430(H) mm |
質量 | 10kg |
電源電圧 | 100V 50W |
推奨PC |
・Windows7, 8 64ビット ・プロセッサ Intel Core Quad(i7) ・RAM 16 GB ・グラフィックアクセラレータ 専用メモリー 2GB 例:NVidia GeForce 740以上 ・USB 2.0ポート×2 |
回転テーブル | |
回転スピード | 可変(0.25rpm ~ 4rpm) |
寸法 | 255(H) x 500(径)mm |
質量 | 13kg |
電源電圧 | 100V 25W |
コントローラボックス | 寸法 180 x 140 x 110(H) mm, 約1kg |
掲載の仕様は予告無く変更されることがあります。