世界初、パノラマ画像で測長が可能* 精度は1mm@10m 360°パノラマカメラ 4.7億万画素(80mmレンズ)

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世界初、パノラマ画像で測長が可能

紙図面から、パノラマ図面へ

FODIS社のパノラマカメラで撮影した画像から直接寸法計測が可能です。測量機では対象物の端点や先端を的確に捕えることは難しく、また素材の色や光沢にも影響されます。高解像度のパノラマ写真はマウス操作で正確に端点を選択できます。これらの点は測長するときの始点と終点になります。三脚に取付けたパノラマ写真は一度に360°水平方向に撮影できるため、画像の重ね合わせを行う必要がありません。画像から直接、長さ計測できます。

パノラマ画像の精度検証

2011年6月、パノラマ画像の精度検証を行ないました(上記写真の現場にて)。パノラマカメラから約15~30m離れた階段の壁面 15か所にマーカーを配置し、測量機(トータルステーション)で各マーカーの位置を測定しました。その結果、測量機で取得した座標を元に測長した値と、パノラマ画像の測長値の差異は平均で2mmでした。


計測時間は約10秒

パノラマカメラは対象物(建物内外や道路など)に対して、複数の場所から撮影します。撮影時間は1箇所約10秒(露出設定により異なる)です。撮影開始までにかかる時間はPC立ち上げ後、30秒ほどです。

後処理の操作は非常に簡単です。主な作業は複数の画像のマッチングです。取得する画像が高解像であること、また360°全体を網羅しているため、画像上でマッチングさせる共通点を簡単に発見できます。座標データはDXFで出力できます。

パノラマカメラの距離精度は、1mm@10mです。カメラの画素数はレンズにより異なります。
例) ① 4.7億万画素(80mmレンズ) (7,500 x 63,070 pixels)
② 2.65億万画素(45mmレンズ) (7,500 x 36,520 pixels)

画像から直接、計測できる

室内測長の事例は、弊社までお問い合わせ下さい。

室内測長の事例は、弊社までお問い合わせ下さい。

FODISパノラマカメラは、写真から直接計測できます。これまでスチール写真から高い精度で測長するは不可能でした。これはデジカメ写真の場合多くの画像をつなぎ合わせることが必要で作業が面倒なこと、また合成精度にも影響されていました。一方、従来のパノラマカメラではレンズのカリブレーションが難しく、校正用ソフトウエアが提供されておりませんでした。FODISパノラマカメラは、カリブレーション用のソフトウエアも提供しています。


パノラマ図面の優位点とは

寸法付きの構造物はパノラマビュー(flash)でネット上に公開できます。寸法の確認は今後紙図面だけでなく、パノラマ写真でも実施されていきます。パノラマ写真による図面チェックのメリットは、写真のため一般ユーザに分かり易いこと、またデータ更新スピードが速いことです。手が届かない場所(例えば天井)やアクセスできない構造物(プラント施設など)でも、短時間で撮影できます。

パノラマ 画像 屋外(計測時間10秒)

パノラマ 画像 屋外(計測時間10秒)

ズーム機能を画面を拡大し、マウスで任意箇所をクリックする。

ズーム機能で画面を拡大し、マウスで任意箇所をクリックする。

画像の関連付け作業

現場で撮影した画像の処理作業は通常、オフィスに戻り行ないます。主な作業は各画像の関連づけです。2枚の画像上からズーム機能を使って、同じ位置を指定します(5~8ペアを作成)。パノラマ画像は高精度で広範囲(23mmレンズの場合 360x113°)で撮影できるため、マウスで正確に位置を指定できます。

レンズのカリブレーションは工場出荷時に実施しています。そのため画像の関連作業が完了すると、ひとつの画像から高精度で測長できます。

ネットで360°パノラマビューを公開

使用分野としては、建造中の船舶や大型構造物の測定、事故現場のパノラマ撮影と図面作成、橋梁、工場やビルの室内計測、住宅の販売促進ツール、鉄道や道路など施設管理、また文化財のデータ保存や土木測量にも使用できます。寸法付きの構造物はパノラマビューでネット上に公開できます。パノラマビュー上にホットスポットを作成することで見たい位置へ瞬時に移動でき、360°見渡すことができます。


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