- Agisoft 納入先 (法人・教育機関)
Agisoftソフトウエアの特長とは
Agisoftソフトの最大の特長lは、画像が大量であっても自動で合成を行なうことです。 通常画像処理のソフトウエアでは、重なり合う画像のペア間にタイポイントを配置する必要がありました。 Agisoftソフトではタイポイントの配置が不要です。Agisoftソフトは画像の各ピクセルの感度(色調や階調)を判別しながら、すべての画像を自動で合成していきます。 そのためソフトを実行するPCは高速のグラフィックカード以外に、最大限(32GBなど)のメモリーが必要です。高速のPCほど処理時間を短縮できます。
Agisoftソフトの他の特長は、オルソ画像の作成と点データを出力できることです。 人物や構造物の3Dモデルの作成、あるいは地形データの解析(土木測量、遺構の図化、UAVによる地形計測)の目的で、多くのユーザ様でご採用いただいています。
【ユーザ事例、模擬構造物の損傷計測に利用されたAgisoft Metashape】
㈱計測リサーチコンサルタント様
今回の損傷計測では「要求精度を満たし、かつ作業効率が最大」となるよう事前に検討している。撮影枚数が最小になるようUAV 飛行経路を定め、またSfM解析ソフトMetashapeの解析効率が最大になるよう前もって詳細な検討を行い、Metashapeで解析している。
製品の構成
1. |
Agisoft Metashape (standard / Professional) 複数枚の重複(ラップ)する写真画像から3次元モデルを作成するソフトウエア
Standard ソフトウエア \110,000(税込)
ジオイドコンバータについて、 |
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4. |
Agisoft Metashape (Professional) アカデミック版 教育機関向けにアカデミック版をご提供いたします。 但し、諸条件の設定があります。詳細は、以下の サイトの「お問い合わせ」よりお尋ね下さい。 http://www.opt-techno.com/contact.php |
Agisoft Metashapeを使い、文化遺物を計測する
土器を回転テーブルに乗せ回転させながら、デジカメを使って連写モードで撮影しました。撮影時間は10秒ほど、モデルの作成は30分ほどでした。Metashapeは対象物の外線を自動で抽出するマスキング機能があり、簡単にモデル(ポリゴンメッシュ)を作成できます。以下は、Metashapeによる編集作業の画面です。土器のまわりに30枚ほどの写真が表示されています。これらの写真に対して、マスキング機能を実行します。以後、各画像を合成して3Dモデルを作ります。なお、大型の構造物(例:数メートルの銅像や石像)も撮影後に、モデルを作成できます。


縄文土器
Agisoft Lense とは
以下の画像をPC画面に表示し、使用するカメラ(レンズ)で複数角度から撮影します。
これにより、レンズのキャリブレーションパラメータを求められます。

Agisoft StereoScanとは
自動でレンズのカリブレーションを行なうソフトウエアです。
2枚のステレオ写真から3次元モデルを自動的に作成します。
テクスチャー付きの3次元モデルが簡単に作れます。
Agisoft StereoScanの概要
Agisoft StereoScanソフトウエアを使用して、ペアのステレオ画像からカラー画像付き3Dモデルを作成することができます。3Dモデル化される対象物が両方のステレオ画像で見ることができれば、どの位置からでも撮影可能です。ペアのステレオ画像は、それぞれの画像ファイルまたは並列(side-by-side)に配置したJPS画像としてロードされます。また、ちょうどFujiFilm Real 3D W1 ステレオカメラで撮影されたJPEG Multi-Picture Format (MPO)画像のような形でロードされます。ステレオスキャンを使用してステレオ画像のアライメントを実行でき、共通のアナグリフ画像またはside-by-side ステレオフォーマットで保存できます。
ステレオ画像のアライメントや3Dモデルの作成作業は、完全に自動で実行できます。ひとつのステレオペアを作成するにはPCの能力によって代わりますが通常、1分以内で処理が完了します。
作成された3Dモデルは以下のフォーマットで保存できます。
Wavefront OBJ, 3DS Max, PLY, VRML, COLLADA, Universal 3D, PDF.


3Dモデルの完成(3D PDFで表示)
Agisoft Metashapeとは
- 複数枚の重複した写真から3次元モデルを自動的に作成するソフトウエアで、機能により Standard版とProfessional版があります。
- テクスチャー付きの3次元モデルが簡単に作れます。
- オルソフォト作成、Meshのエクスポート機能があります。
- Georeference(Proのみ)機能があり、面積・体積計測が可能です。
Agisoft Metashapeの概要
Agisoft Metashapeは、デジタル写真から高品質の3Dモデルを作成するソフトウエアです。最新のマルチビュー3D reconstructionの技術を基に開発されました。どの位置から撮影した画像であってもモデルを作成できます。撮影の対象物は最低2枚の画像内で見える必要があります。画像のアライメントと3Dモデルは完全に自動で作成されます。
Standard版とPro版の違い
機能 | Professional Edition | Standard Edition |
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写真による三角測量 | ![]() |
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高密度点データ:作成と修正 | ![]() |
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3Dモデル:作成とカラー画像の貼り付け | ![]() |
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球状パノラマ写真の合成 | ![]() |
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魚眼カメラのサポート | ![]() |
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球状カメラと円柱カメラのサポート | ![]() |
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高密度データの分別 | ![]() |
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DEM:座標データ付きDSM/STMの出力 | ![]() |
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座標値を含んだオルソフォト画像の出力 | ![]() |
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オルソ画像の境界線の編集 | ![]() |
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計測機能:距離、面積、ボリューム | ![]() |
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基準点の取り込み | ![]() |
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識別マーカー付き(または無し)ターゲットの自動検出 | ![]() |
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マルチスペクトル画像の処理 | ![]() |
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NDVIまたは他の植生指数の計算 | ![]() |
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階層的なタイルモデルの作成 | ![]() |
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ダイナミックシーンの4D(時間軸)処理 | ![]() |
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Pythonスクリプトのサポート | ![]() |
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ネットワークによる計算処理 | ![]() |
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OS: Windows, Mac OS X, Debian/Ubuntuで使用可能 | ![]() |
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出力機能
GeoTiff, xyz, Google KML, COLLADA, VRML, Wavefront OBJ, PLY, 3DS Max, Universal 3D, PDF -
入力機能
JPEG, TIFF, PNG, BMP, JPEG Multi-Picture Format (MPO)