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高精度3D測定機(10m以内を計測) 3D Scanner TDS-130L 10mレンジ3次元スキャナー レーザープローブ方式で、高精度を実現
「光プローブ方式」を採用した三次元測定機
- モデル:Pulstec TDS130L
- 精度:1.4mm@3m
- 測定距離:〜9.5m
- 計測範囲:140x90(°)
- 質量:12kg
従来の計測方法「格子投影法」は、黒色系の対象物や屋外での計測が困難であるため、用途は大幅に制限されています。これに対し「光プローブ方式」は、対象物の色や使用環境にほとんど影響を受けることはありません。非接触の計測方法は、「光プローブ方式」が最良と考えます。
点の厚みが極端に少ない3Dスキャナー
概要
TDS130Lは、光りプローブ方式を採用した非接触、中距離レンジの3Dスキャナーです。TDS130Lの特長は高精度であり、点群データの厚みが非常に薄いことです。10mまでの距離を数ミリの精度で計測します。
TDS130Lは、
- 小型で設置が簡単です。
- 3球合成手法でデータを合成できます。
- 全体スキャン、及び一部エリアの詳細スキャンが可能です。
- 内蔵カメラで計測範囲を設定できます。
- 計測用ソフトを公開しており、自社でプログラミング可能です。
計測例:5m離れて計測。自転車の各スポークまで高密度で表現されている。
TDS-130Lの仕様
仕様
測定値 | 3〜9.5(m) |
---|---|
計測範囲 | 140x90(°) |
取得点数 | 1401(Y)x4501(X)最大 |
分解能(@3.5m) X |
1.7mm |
Y | 1.2mm |
Z | 0.5mm |
計測時間 | 0.625ms/点 |
ビーム径(FWHM) | 3.5mm以下 |
カメラ内蔵
投光部:赤色半導体レーザー685nm レーザークラス3A
耐環境:使用周囲照度 60,000lx以下
使用周囲温度: 0〜40°C
使用周囲湿度: 20〜90%(非結露のこと) 防滴機構
保管周囲温度:-10〜50°C
サイズ:640x263x174mm 12kg
* 仕様は予告無く変更になる場合があります。
応用分野
用途
1.船舶ブロックの寸法計測
船舶の建造で重要なテーマは、短納期と自動化です。そのためには建造中の鉄板を精度良く計測することが重要です。
建造の際各工程では、溶接された部材やブロックが設計どおり正しい寸法になっているか確認しています。
寸法確認では従来、測量機などを使用していますが、複雑な形状をしたブロックの鋼板端点を計測することは難しく、計測の自動化は進んでいないと考えられます。
端点が陰になってしまうこと、また測量機用ターゲットを貼る作業も困難です。
しかしブロックの組立て時、寸法確認ができていない場合、後工程で鉄板の再成形や大規模な溶接変更が必要となる場合があり、その結果、製造のコストアップとなります。
ブロックの状態で高精度で端点を計測できることが重要であり、自動計測が求められています。
2.大型機械類の3D形状検査
3.製鉄所施設、焼却炉のモデリング
4.文化遺産のデジタルアーカイブ