片手で計測するハンドヘルド3Dスキャナー Artec 3Dスキャナー
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製品の形状検査や文化財のモデル化に最適 大型の回転テーブルもご提供します
Artec 3Dスキャナーとは
リアルタイムに計測し、カラー画像もスキャニングと同時に取得する
Artec 3Dスキャナーはちょうど、ビデオカメラを取り扱うような感覚で使用します。ただし3D スキャナーによる出力は2次元の画像ではなく、3次元のモデルです。
Artec 3Dスキャナーは15ショット/秒のスピードで、連続して撮影していきます。医療、CG、建設、部品検査、リバースエンジニアリング、文化財、スポーツなどの分野で利用できます。
従来の計測手法では困難とされてきた例えば、入り込めなかった天井裏や構造物の内側、建立された像などの裏側などを計測できます。部品の開発段階では、形状認識に利用しています。
持ち運びでき、大がかりな装置を必要とせず、簡単に計測できるメリットは計り知れません。
自動でカラー画像を取得でき、遺物や遺構の計測に利用できます。
簡単な操作
スキャニングの操作方法は非常に簡単です。撮影する対象物の回りを歩きながら、いろいろな方向から撮影(照射)します。 あるいは対象物を回転テーブルに乗せ、ハンディ3Dスキャナーを三脚で固定して計測します。小型から大型の回転テーブルをご用意しています。 計測の終了後は付属するソフトウエアで、ひとつのモデルに統合します。ビデオ事例(Head of Dorifor)をご覧下さい。
可搬性に優れた3Dスキャナー
Artec 3Dスキャナーは片手に持てるほど小型・軽量(MHタイプ 1.4kg)で、簡単に持ち運びできます。 スキャンする対象物を移動できないケースがあります。この場合は3Dスキャナーを持ち、移動しながら対象物を撮影します。特に手でふれることのできない物体を計測する場合に最適です。 レーザースキャナーは三脚に設置するため機敏性に欠け、計測できない箇所もでてきます。こうしたハンディ3Dスキャナーを使用することで、陰の部分を簡単にスキャンして穴埋めできます。
ターゲットは不用
他社のシステムの中では対象物をスキャンする場合、対象物の上にターゲット(マーカー)を張付ける場合があります。Artec 3Dスキャナーはターゲットを必要としません。 これは対象物の形状の特異箇所を自動で認識し、他のスキャンデータ (画像) と統合することで、ひとつの三次元モデルを作成します。 しかもこの統合の処理は、スキャン中に行なわれます。
移動中の物体をスキャニング
Artec 3Dスキャナーは3Dカメラとも言えます。静止した対象物のみならず、移動している物体も三次元化できます。この技術の応用分野として医療や映画産業が考えられます。 医療であれば身体の一部の動き、あるいは顔の表情を3D化して各種の解析に利用します。
PCに接続して計測
USBでPCに接続して使用します。スキャンする対象物から少し離して、ハンディ3Dスキャナーを上下・左右に移動させ計測します。スキャニングの経験のない方でも、複雑な形状した対象物でも簡単に操作できます。計測中のデータはリアルタイムでPCに表示されるため、陰になった箇所やスキャンし忘れた箇所を特定できます。
各種のフォーマットをサポート
取り込み用ソフトウエアは、3Dスキャナーに標準装備されています。同ソフトウエアでデータの合成や修正を実行します。3Dスキャンしたデータは、各種のフォーマットに出力できます。代表的なフォーマットは、STL, OBJ, PLY またはWRLです。画像は、ZBrush, 3D Studio Max, Maya, Rapidform等のアプリケーションで処理されます。
異なった種類のハンディ 3Dスキャナー
計測する対象物の大きさに合ったハンディ スキャナーをお選び下さい。手に乗る小型の物から人間のサイズまでカバーする3Dスキャナーを販売しています。なお、詳細は、こちらへアクセスして下さい。
ビデオの紹介
ギャラリー、チュートリアル、医療向け3D画像
応用分野
Artec 3Dスキャナー
Artec 3Dスキャナーは、片手で保持しながら対象物をスキャンする革新的なハンディ3Dスキャナーです。3Dスキャナーは広い視野を持ち、身体のサイズや数メートルの大きな構造物も計測できます。文化財、部品検査、リバースエンジニアリング、建築などは幅広い分野で利用できます。
CGやアニメーション
移動中の物体を30km/hのスピードで3D計測できます。CGやアニメの作成に利用されています。 複数の3Dスキャナーを使い移動中の物体を多方向から計測すると、モックアップが不要となり、従来とは異なった手法で3Dアニメを作成できます。
医療用3D画像
非放射性のArtec 3Dスキャナーは、医療の分野でも活用できます。特にせき髄の検査では、 従来 Quantecで採用されてきたラスターステレオ方式と同様に、放射線を受けることはありません。 Artec 3Dスキャナーはコンパクトで、短時間で計測を終えます。今後は医療分野でも使用されていきます。
Artec 3Dスキャナー 技術仕様
モデル | TDSL-1.1 | MH(MHT) |
---|---|---|
寸法, HxDxW | 353 x 114 x 70 mm | 260 x 180 x 187 mm |
質量 | 2.3kg | 1.4kg |
電源 | 12V, 36W | |
インターフェース | 1 x USB2.0 | |
精度 | ||
シングルフレーム (最大) |
0.3 mm | 0.15 mm |
マルチフレーム (最大) |
1 mm | 0.5 mm |
解像度 | ||
シングルフレーム (最大) |
3 mm | 1 mm |
マルチフレーム (最大) |
1 mm | 0.5 mm |
その他 | ||
3D 取得時間 (最大) | 500,000点 | 500,000点 |
出力フォーマット | .ply, .obj, .stl, .vrml | .ply, .obj, .stl, .vrml |
作業範囲 | 0.8 - 1.6 m | 0.4 - 1.0 m |
視野角、HxW | 41x32° | 30x21° |
露出時間 | 0.0001s | |
カリブレーションの時間 | 約1分 | |
取得できるショット数 (最大) |
15fps | |
対象物の移動速度 (最大) |
30 km/h | |
ライトの種類 | フラッシュバルブ (非レーザー) | |
処理能力 | 40,000,000 三角網/1GB RAM | |
マルチコア・プロセス | 対応 | |
対応PC | Windows XP, Windows Vista, 32bit, 64 bit | |
PCの最小構成 | Intel Core 2 duo, 2Gb RAM, NVIDIA GeForce Go 7400 |
TDSL-1.1モデル
MH(MHT)モデル
MHTモデルはカラー対応です。
*仕様および外観は予告なく変更になる場合があります。最新の仕様等に関しては、弊社へお尋ね下さい。